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連載 < 12 > 「わかっちゃいるけどやめられない!!~依存症から回復するには~ 」②
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連載 < 12 >
「わかっちゃいるけどやめられない!!~依存症から回復するには~ 」②
相談
先生のアドバイスをうかがって、ギャマノンというギャンブル依存症家族の自助グループに参加を続けています。夫はまだパチンコをやめていませんけれど、私自身の気持ちはずいぶん楽になってきました。
解答
それはよかった。なぜ気持ちが楽になってきたと思いますか?
相談
まず、グループに参加しているみなさんが、みんな私と同じように家族のギャンブルのことで苦しめられた経験者なので、初めて自分がひとりじゃない、自分の悩みをわかってくれる人がたくさんいるとわかって、すごく安心しました。みなさんが私の話をとても真剣に聞いてくれるんです。
解答
悩みを共感を持って聞いてもらうことは、気持ちを一番楽にしてくれます。 どんな優秀な精神科医やカウンセラーよりも、同じ悩みを持つ当事者グルー プの方たちが一番共感を持ってくれるよい聞き手ですよ。
相談
それに、私と同じかもっと深刻な家族のギャンブル問題を抱えている方たちが、どうやって解決に向かっているかを話してくださるので、とても勉強になります。私は今まで、夫がパチンコで作った借金をなんとか返そうと苦労してきましたが、そういうことはまず家族ではなく本人にしっかり責任を取らせなくてはいけないということもわかりました。
解答
依存症者のご家族の対応の基本ですね。イネーブリングと呼ばれる世話焼き行為をやめて、依存症者が起こした不始末は自分で処理するようにさせるのはとても大切です。
ギャンブルで作った借金は自分で返す努力をさせたり、返済に困った時の相談窓口にも自分で行かせるようにしてください。この家族の対応の原則は、他の依存症の場合でも同じです。
たとえば、酔っ払って起こした事故の始末は家族ではなく自分でさせる、二日酔いで欠勤する連絡は、家族からでなく自分でさせる―というふうに。
そうすることで初めて、依存症者本人が自分の問題に直面し、その問題は自分で解決しなければいけないと気づくのです。
相談
それから、依存症や家族問題専門の精神科クリニックや借金の相談窓口の情報も、グループの方たちからずいぶん教わりました。
解答
自助グループの参加者は、よい治療機関や相談窓口の情報も一番くわしく知っていますからね。そういった情報は、お連れ合いのような依存症ご本人にも伝えた方がいいですね。
ただし、相手の様子はよく見て、キレて暴力をふるわれるような危険がないよう注意して伝えてくださいね。
相談
でも、私はずいぶん楽になってきましたけれど、夫はパチンコを本当にやめるんでしょうか?
解答
パチンコで作った借金を返すために自分があちこち走りまわらなければいけなくなってきましたから、少なくとも今までのように気楽にパチンコはしていられないことには気づき始めたはずです。
お連れ合いのご様子に、最近変化はありませんか?
相談
たしかに最近イライラしていますし、パチンコ以外のことでも忙しい様子です。私がもらってきた借金相談窓口のパンフレットを見たらしく、そういう窓口などにも行っているみたいです。
解答
だいぶ外堀は埋まってきましたね。イライラ気分からは何とか解放されたいので、メンタルな治療や相談に行くことも考え始めるかもしれません。パチンコでイライラを忘れようとしても、また借金ができるかもしれないと思うと、そもそもの問題の一番の原因が自分のパチンコだと気づくかもしれません。
そろそろ、ご本人をギャンブル依存症の治療・回復ルートに乗せる相談をしていきましょう。
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